Apache Log4j2のRCE脆弱性(CVE-2021-44228)への攻撃と検知状況(2021/12/20状況)

2021.12.22

脆弱性

Apache Log4j2のRCE脆弱性(CVE-2021-44228)への攻撃と検知状況(2021/12/20状況)

2021年12月9日 Java のログライブラリである Apahe Log4j に非常にリスクの高い脆弱性が発見され、アナウンスされました。

 

脆弱性に関する弊社サイバーセキュリティクラウドからの情報はこちらも参照ください。

Apache Log4j2のRCE脆弱性(CVE-2021-44228)を狙った攻撃について

Apache Log4j2のRCE脆弱性(CVE-2021-44228)を狙った攻撃について(詳細解説)

 

サイバーセキュリティクラウドのすべてのサービス・製品において 12/10 より順次対応を開始しております。

クラウド型 WAF 攻撃遮断くんの全てのプラン

WafCharm の全てのクラウド向けサービスとプラン

AWS WAF 向け Managed Rules の3種類

 

攻撃の手法については JNDI 経由で利用可能なプロトコルや、環境変数等を参照する種類の増加や難読化、WAFをバイパスするような攻撃のバリエーションの増加を観測し、随時 WAF のルールのアップデートを行っております。

攻撃検知状況

提供サービスのうち、攻撃遮断くん、WafCharm における検知状況については対応開始した 2021/12/10 – 2021/12/20 においては、当社をご利用いただいている総サイト数の 40% 以上のサイトにおいて攻撃を検知しており、総検知数:310,223 件を観測しております。

非常に多くのサイトで攻撃が観測されており、WAF の導入により攻撃の緩和ができていることがわかります。

サイバーセキュリティクラウドの提供する AWS WAF Managed Rules での検知状況

サイバーセキュリティクラウドが提供する3つの Cyber Security Cloud Managed Rules for AWS WAF 製品での 2021/12/10 – 2021/12/20 の検知数は、AWS WAF Classic 向けでは、31,699 件、AWS WAF 向けの2製品では、165,587 件を検知しております。

下記では検知したリージョンの分布を表しています。

 

CSC Managed Rules for AWS WAF Classic -OWASP Set-

 

CSC Managed Rules for AWS WAF OWASP HighSecurity & API/Serverless

この記事と一緒に読まれています