情報セキュリティマネジメント試験の合格傾向はどのようなものか

2019.10.02

Webセキュリティ

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皆さんは情報セキュリティマネジメント試験のことをご存知ですか?
平成28年度春期から開催された国家資格の一つです。
情報セキュリティマネジメント試験についてご紹介します。

目次

情報セキュリティマネジメント試験とは?

情報セキュリティマネジメント試験とは情報処理技術者試験センターが実施する国家試験である情報処理技術者試験の一つです。
情報処理技術者試験には1〜4のスキルレベルが割り振られており、情報セキュリティマネジメント試験は、レベル2に位置づけられます。
ITを活用する立場であれば、情報セキュリティマネジメント試験を受験して損はないでしょう。

IPAが勧める主なターゲット層は以下となっています。

1:業務で個人情報を取り扱う全ての方
2:業務部門・管理部門で情報管理を担当する全ての方
3:外部委託先に対する情報セキュリティ評価・確認を行う全ての方
4:情報セキュリティ管理の知識・スキルを身に付けたい全ての方
5:ITパスポート試験合格から、さらにステップアップしたい全ての方
引用:情報セキュリティマネジメント紹介ページ

今までレベル2に該当する試験は基本情報技術者試験のみでした。基本情報技術者試験はシステム開発技術者向けだったため受験者が限られていました。
ですが、ITを利用する全ての人材を対象とすることで、間口が広くなっています。
ITパスポート(スキルレベル1)合格者の次のステップとしても受験される傾向にあります。
試験内容として、セキュリティ技術や関連の情報技術だけでなく、サービスマネジメントの知識や企業活動に関する知識も要求されます。業務の場で直面している事例に即した問題を出題するなど、実践的な出題も多く、より実務と直結した試験となっています。

直近の合格者の傾向とは?

IPAは過去の情報セキュリティマネジメント試験の合格率などの統計情報を公開しています。
平成28年度春期から、受験者数は数%減少しつつ推移していますが、合格率が83.4%→81.0%→77.8%と低くなっており、数字だけ見ると合格の可能性が厳しくなっているように見えます。

情報セキュリティマネジメント試験は、基本情報技術者試験と比べ、業務経験が無いと理解しにくいものとなっていることから、業務経験者が合格しやすい傾向があります。学生と社会人での合格率比較では、基本情報技術者試験は学生の方が高く、情報セキュリティマネジメント試験は社会人の合格率が高いということから、このことがいえるでしょう。

また、統計情報を読み解くと、24年以上の実務経験がある人が受験者、合格者数ともに圧倒的に多いです。このようなことから、経験者の中でもベテラン層から順に合格していることが想像できます。
ベテラン層から順に合格していますが、ベテランでなければ合格できないというわけではありません。
経験なし〜1年未満の受験者も合格しているので、あくまでもきちんと勉強しているかそうでないかで結果が出ていると思われます。

情報セキュリティマネジメント試験に合格することで、IT業界にいる人はもちろん非IT業界にいる人も、情報セキュリティに関して知識・実力があることをアピールすることができます。
それは、セキュリティに対して意識が高まっている今、非常に有利に働くでしょう。

情報セキュリティマネジメント試験は春季・秋季の年2回開催です。
是非とも試験を受験してみてはいかがでしょうか。

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(2017/6/6 執筆、2019/10/02修正・加筆)

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