情報セキュリティの基礎知識は、読書やWebサイトからも手軽に学ぶことができます。
今回は「情報セキュリティの勉強に絶対読んでおきたい3冊」を紹介します。
書籍名:図解入門よくわかる最新情報セキュリティの基本と仕組み(第3版)
著者:相戸浩志
出版社:秀和システム
価格:1,944円(税込)
URL:http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/2558.html
情報セキュリティ学ぶ際に、多くの人が最初にぶつかるのが「『よくわからない』の壁」です。
サイバー攻撃やファイアウォールは目で見ることができません。目で見えるものといえば、コンピュータやモニターに映っている画像、通信回線機器くらいです。
本書では、サイバー攻撃などイメージしづらいものを、図を用いて説明しており、入門者にも理解しやすいよう工夫されています。
本書で獲得できる知識は、「情報セキュリティ技術」「情報セキュリティを実行するうえでのノウハウ」「情報の管理方法」「国際標準」「関連法」などです。
また、セキュリティ・トピックスがエッセイ風に紹介されていますので、読み物としても楽しむことができます。
書籍名:情報セキュリティの基本
著者:島田裕次
出版社:日本実業出版社
価格:1,836円(税込)
URL:http://www.njg.co.jp/book/9784534054845/
本書は、企業の情報システム担当者やサイト管理者に有益な情報が盛り込まれており、特に第2章「会社をつぶさないための情報セキュリティの基礎知識」を読むことで、セキュリティ対策は費用ではなく、企業の成長に欠かせない投資であると理解できるでしょう。もちろん、入門者の方にもオススメの一冊です。
本書の中で著者が主張するのは、「情報セキュリティはパソコンに装置をつけて終わる仕事ではない」ではなく、経営者から新人社員まで、情報セキュリティの意義を共有したうえで、対策チームを構成し、全社的な取り組みにしていく必要があということです。
本書で獲得できる知識は次のとおりです。
「サイバー攻撃について」
最新のサイバー攻撃事例、フィッシング詐欺の手法、情報漏えいが起きる過程、不正送金の手口など
「対策について」
最近の暗号技術、電子署名の有効性、スパムメール対策、災害時の対応、不要データの削除の仕方、セキュリティチームの編成方法など
実践的な内容となっているため、総務部、経理部、営業部など各部に1冊常備しておいてもいいかもしれません。
書籍名:情報セキュリティ入門 第3版
著者:羽室英太郎
出版社:慶應義塾大学出版会
価格:3,024円(税込)
URL:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784766421651
本書では、スマホが乗っ取られる、不正送金を遠隔操作するウィルス、コピー複合機にウィルスが汚染されていた事例などが、実際に起きた犯罪を元にリアルに紹介されています。
また、企業が行う実際のセキュリティ対策では、スマホ、パソコン、インターネット環境、Webサイトに分けて対策を取ったほうがよいと提案しており、個別具体に実行することが示されている点は、情報システム担当者としてはありがたいでしょう。
今回は書籍に関してご紹介しましたが、Webサイトでは最新の情報も得ることができますので、両方を上手く活用しましょう。
皆様もこの機会に情報セキュリティに関する本を読んでみてはいかがでしょうか。
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(2018/5/15 執筆、2019/10/27修正・加筆)
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