情報セキュリティの脅威に備えるべき対策まとめ

2020.02.19

セキュリティ対策

IT化が進む現代において、パソコンやスマートフォンは欠かせないアイテムといえます。ただ、インターネット上にはさまざまな脅威が潜んでいるため、利用時には細心の注意を払うことが肝心です。この記事では、インターネットを利用するうえで注意しなければならない、情報セキュリティの脅威や脅威への対策法について紹介します。

目次

情報セキュリティの脅威とは

インターネットの利用者は増加傾向にあります。特に、企業間ではインターネットを用いて、さまざまな情報をやり取りするケースも多くみられます。このようなネットワークを利用するにあたり、注意しなければならないのが「情報セキュリティの脅威」です。情報セキュリティの脅威とは何か、詳しくチェックしていきましょう。

情報セキュリティとは

ネットワークを通じたやり取りは利便性が高く、ビジネスにおいて欠かせないものになっています。しかし、企業が運用しているホームページやアプリなどは、常に第三者から攻撃されるリスクがあるため、注意が必要です。例えば、ホームページやアプリにみられる脆弱性を突いて、攻撃を仕掛けられてしまい、損害を受ける可能性があります。攻撃のリスクは多岐に渡るため、きちんと日頃から対策を講じておく必要があるのです。このような攻撃リスクへの対策を「情報セキュリティ」といい、企業における必須事項となっています。

情報セキュリティの脅威

情報セキュリティの脅威とは、運用するホームページやアプリなどに攻撃を受けるリスクを指す言葉です。具体的には、「意図的脅威」「偶発的脅威」などが挙げられます。意図的脅威とは、外部の人間による悪意的な攻撃のことです。標的型攻撃やホームページの内容改ざんなどがこれに該当します。また、企業内の社員による重要データの持ち出しや不正アクセス行為なども意図的脅威です。意図的脅威は大きな被害につながりやすい傾向にあるため、あらかじめ対策を講じておくことが重要になります。

偶発的脅威とは、悪意や故意によるものではなく、ミスなどによって発生してしまう脅威のことです。例えば、企業内の社員が重要なデータの入ったパソコンを社外に持ち出して情報が漏えいしたり、記憶媒体を紛失してしまったりするケースなどが挙げられます。このような企業内の人間によるミスが脅威となることもあるため、社員教育を徹底するなどの工夫が求められます。

個人と組織それぞれの情報セキュリティの脅威について

独立行政法人情報処理推進機構、通称「IPA」では、個人と組織を対象とした情報セキュリティの脅威について情報提供を行っています。発表された脅威の一例としては、以下のようなものがあります。

個人における情報セキュリティの脅威

まずは「スマホ決済の不正利用」です。スマホ決済は気軽に利用できる反面、何らかの原因によってIDやパスワードが漏えいすると、第三者が勝手にログインして不正利用されるおそれがあります。さらに、「フィッシングによる個人情報詐取」にも注意が必要です。セキュリティの脅威におけるフィッシングとは、メールに添付された悪意のあるファイルやURLを開いてしまい、個人情報を盗まれることを指します。すると、金銭的な被害に遭う可能性があるのです。それに加えて、「クレジットカードの不正利用」「インターネットバンキングの不正利用」なども注意すべき脅威です。パソコンにウイルスが侵入したり個人情報を盗み見られたりすることで、クレジットカードやインターネットバンキングが不正利用されてしまうケースがあるため、気を付けましょう。

組織における情報セキュリティの脅威

組織における脅威としては、「標的型攻撃による機密情報の窃取」が挙げられます。メールなどにウイルスを添付して企業に送付し、機密情報を盗み取ろうとする事案が多く発生しているのです。また、「内部不正による情報漏えい」も企業にとっての大きな脅威として知られています。内部不正とは、企業の社員などが故意的に情報を盗んだり、漏えいさせたりすることをいいます。このような内部不正はどの企業でも起こり得るリスクがあるため、気を付けましょう。さらに、「ランサムウェアによる被害」にも要注意です。ランサムウェアとはマルウェアの一種であり、パソコン内に侵入するとファイルが勝手に暗号化されてしまうなどの被害がみられます。操作を行うと、金銭を要求する警告画面が出るケースが多い傾向です。また、要求に従わない場合、データを削除されるなどの被害に遭う可能性があります。

情報セキュリティの脅威への対策法

情報セキュリティにおける脅威は多岐にわたります。このようなさまざまな脅威に対して、どのような対策を行えばいいのでしょうか。個人と組織とでは対策法が異なるため、きちんとポイントを押さえておくことが大切です。それぞれの具体的な対策法について見ていきましょう。

個人向けの対策

個人向けの対策として、まず挙げられるのが「OSやアプリの更新」です。OSやアプリなどは長い間放置すると、脆弱性が発見されることがあります。すると、脆弱性をついて攻撃されるリスクがあるため注意が必要です。OSやアプリは最新情報をこまめにチェックし、更新や修正などのプログラムが配信されている場合は、きちんと適用するように心がけましょう。

また、「セキュリティソフトの導入」も有効な対策です。セキュリティソフトを導入することで、ウイルスなどの侵入を防ぎやすくなります。さらに、「パスワードの管理」をきちんと行うこともポイントです。パスワードは生年月日や単純な英数字の並びの場合、第三者に推測されてしまう危険性があります。できる限り複雑なパスワードを設定し、忘れないように自分でしっかりと覚えておくようにしましょう。また、パスワードの使い回しは避け、利用するサービスごとに内容を変えることも大切です。

それ以外にも、「メールの開封に注意する」などの対策法が挙げられます。メールボックスに届くメールには、悪意のあるファイルなどが添付されている可能性があります。万が一、このようなメールを開封してしまうと、マルウェアに感染したり、情報が盗み見られてしまったりするおそれがあるため、要注意です。メールを開封する際は送り主の名前に見覚えはあるか、また添付されているファイルに心当たりはあるか、慎重にチェックを行うようにしましょう。

組織向けの対策

組織向けの対策としては、「定期的にバックアップを行う」ことが挙げられます。万が一、何らかの原因によってウイルスがパソコン内部に侵入した場合、データ破損などの被害を受ける可能性があります。このような万が一のリスクに備えて、破損すると困るような重要なデータは、定期的にバックアップを行う必要があるのです。さらに、「重要データの持ち出し」への対策を徹底することがポイントとなります。社員が自宅や外などで仕事を行う場合、パソコンなどの機器を持ち出すこともあるでしょう。この機器に重要なデータが入っている場合、何らかのミスによって情報漏えいが起きてしまう可能性があるため、注意が必要です。このようなトラブルを避けるために、紛失対策として持ち出す機器に暗号化を施しておく、また、持ち出しの際のルールを決めておくなどの工夫を行うと良いでしょう。

きちんと対策を行い情報セキュリティの脅威に備えよう!

情報セキュリティの脅威は多岐にわたります。万が一、ウイルスの侵入などの被害に遭うと、大きなトラブルに発展する可能性があるため注意が必要です。また、個人と組織とでは脅威への対策法が異なるため、きちんとポイントを把握しておくことが大切です。それぞれに合う対策を実施して、インターネット上にあるさまざまな脅威を遠ざけましょう。

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