サイバー攻撃用語
皆さんはアドウェア・スパイウェアという言葉を聞いたことがありますか?
これはパソコンを使用するユーザーにとって非常に身近なマルウェアの仲間です。
今回はアドウェアについてご紹介します。
アドウェアの「アド」とは広告(advertising)のことを言います。その名の通り、広告を自動的に表示する機能を持つソフトウェアのことを指します。
本来の利用目的は、ユーザーがサービスを利用する際に、広告を表示するものです。
サービス提供者側が、無料でサービスを公開する代わりに、広告を表示させることで収益をあげるというパターンなどもあります。
最近では、スマートフォンで使う無料アプリケーションで、広告が表示されるものがイメージしやすいかと思います。
セキュリティの世界の中でのアドウェアは別の意味を持ちます。
ユーザーにとってメリットのない広告表示や、過剰な広告表示、情報を搾取するための誘導広告など悪意のあるものです。
中には「お使いのパソコンは危険な状態です」や「ウイルスに感染しています」と言った注意勧告のような広告を表示されることがあります。
突然の注意に動揺したユーザーは広告の案内に誘導されるように、違法なサイトへアクセスしてしまいます。そしてそのサイトで個人情報を入力したり、ウイルスが仕込まれたファイルをダウンロードしてしまうのです。
危険を訴える広告が出た時は焦ってしまうかと思いますが、実際はパソコンが危険な状態でもウイルスに感染しているわけでもないのです。
また、アドウェアの中にも特定のページを閲覧した際に自動的にインストールされるものもあります。
無料のソフトウェアをダウンロードする時は、そのソフトウェアが安全なものなのか確認しましょう。フリーソフトの名前を検索して、安全かどうか確認しましょう。評判を見るだけでも、そのソフトウェアが安全かどうかを確認することができ、リスクは下がるでしょう。
パソコンが危険な状態であることを警告する広告が表示された場合も安易にクリックをしないようにしましょう。そう言った広告は基本的に無視をしてください。
怪しいサイトから安易にソフトウェアをダウンロードしないようにしましょう。ユーザーにとって甘い言葉や、誘惑がたくさん書かれているかもしれません。
それは、ユーザーにダウンロードさせるための手段でしかないのです。よく知っている名前のソフトウェアを謳っていても、有料のはずが無料で配布している、正規のサイトと異なるなど少しでも怪しいことがあれば、ダウンロードすることをやめましょう。
また、そう言ったアドウェアを間違ってダウンロードしてしまった時に駆除ができるように、ウイルス対策ソフトを導入しましょう。
パソコンの中を調べて、アドウェアなどの危険なソフトウェアがあれば駆除をしてくれます。
いかがでしたでしょうか?
今回はアドウェアについてご紹介させていただきました。
自分のパソコンに迫る脅威をできるだけたくさん排除していけるようにしましょう。
次回はマルウェアの仲間であるスパイウェアについてご紹介させていただきたいと思います。
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(2017/6/5 執筆、2020/3/16修正・加筆)
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