インターネットセキュリティの被害まとめ

2019.09.05

Webセキュリティ

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インターネットというシステムは、現代にとっては欠かせないものになっています。目には見えないものですが、膨大な情報を我々に日頃送り続けています。その便利なインターネットですが、使い方次第で悪いことにも利用することが可能です。今回は実際にあったインターネットセキュリティの被害についてまとめました。

目次

1.世界では最下位レベル?日本のセキュリティ意識

日本という国はオンラインのサービスは盛んであり、インターネットに対するセキュリティ意識は高いと思う方も少なくありません。実は、アメリカや中国といった、親交のある国々と比べても日本のセキュリティ意識は低いというデータを専門機関は発表しています。インターネットのセキュリティ意識が低ければ、サイバー犯罪の標的になるリスクも高いことは言うまでもありません。
https://www.internetworldstats.com/top20.htm

日本のセキュリティ意識を上げるには?

最近では、日本の企業だけではなく、個人レベルでのインターネットトラブルというものは珍しいものではなくなっています。セキュリティに関する意識が低いことが原因の一つであるとしたら、意識改革をする必要があります。具体的に身の回りに対するセキュリティを強化するにはどうしたら良いでしょうか。考えることが山のように感じられ、優先事項が決められないのも仕方ありません。

2.過去の被害をひもといてセキュリティを振り返ろう

効率よくインターネットのセキュリティ意識を高めるには、過去のインターネット被害を振り返ることがおすすめです。身の回りで起きやすいインターネット被害を分析してください。それぞれの環境で起きやすいケース、起きにくいケースというものはあります。よく報道されているインターネットセキュリティに関する被害について紹介します。

機密情報の漏えい

インターネットセキュリティ被害で、代表的なものが機密情報の漏えいです。多くの企業が顧客や提供する製品・サービスに関する企業秘密を持っています。その情報を漏えいされてしまうということが死活問題です。顧客や社会の信用を失い、路頭に迷う可能性も少なくありません。最近では中小企業や個人に対するサイバー攻撃も多く、注意が必要です。

個人情報の流出

企業以外にも個人を標的としたサーバ攻撃で怖いものが、個人情報の流出です。個人情報の中には、住所や電話番号などプライベートなことばかりではありません。生活に欠かせないお金のことや、クレジットカードの情報が存在しています。不正利用によるお金や各種ポイントの被害が顕著になってきています。

ホームページの改ざん

最近のインターネット被害に、ホームページの改ざんが増えてきています。企業のシステムに不正に侵入して、企業が情報発信しているホームページそのものを改ざんするというものです。ホームページのシステムが置いてあるサーバには顧客に関する情報も多いため、情報が盗まれると深刻なインシデントとなる可能性があります。

根幹システムの停止

企業に特化しているインターネットの被害として、ビジネスメールによるものがあります。一見すると問題がないように思えるメールですが、サイバー犯罪を行うグループや個人による罠であるケースも少なくありません。架空の情報で入金を促し、マルウェアを感染させることで企業の根幹システムにダメージを与えるという被害が代表的です。

ウイルスに感染する

一般的にはウイルス感染と呼ばれる、悪質なソフト・プログラム(マルウェア)を標的に感染させる事件も少なくありません。不正に侵入されるものもありますが、セキュリティ意識の低さから感染してしまったという例も多いです。違法な動画・音楽のダウンロード、怪しいサイトでの情報閲覧が原因となっていることも珍しくありません。

IDが不正利用される

情報漏えいで恐ろしいアクシデントといえば、盗まれたIDが不正利用されることです。身の回りには多くのネットを介するサービスが少なくありません。中には周囲の人に知られたくない、サービスを利用されている可能性もあるでしょう。そのサービスを誰かに不正利用されているとしたら、心が休まることはありません。

サイバー攻撃の標的にされる

多くの企業が標的型というサイバー攻撃を受けていると言われています。自動で動作するように設定されているプログラムやツールが、短時間で多くの場所に攻撃を仕掛けています。サイバー攻撃をする目的は様々です。愉快犯としてシステムを破壊する目的もあれば、ビジネスとして攻撃を請け負っているケースも報道されています。いつインターネット上から攻撃を受けても不思議ではありません。

ランサムウェアによる被害

身代金という言葉であるランサムがついたランサムウェアは近年になって知られるようになったIT用語です。悪質な動作を行うソフトウェアで、侵入したパソコンを使えないものにしてしまいます。パソコンを元に戻したければ、指定した口座に入金する指示が表示されることも特徴です。入金することで全て解決するわけではなく、入金することで新たなトラブルの始まりであることも多いです。

「なりすまし」の被害にあう

IDやパスワードが知られてしまうと、「なりすまし」という被害にあることも多いです。SNSで身に覚えのない情報発信が行われていたり、通販サイトで高額商品をいつの間にか買い物していたりといったケースもあります。

3.インターネットセキュリティを上げるには?

インターネットを介する犯罪の被害はどれも小さなものではありません。さらに恐ろしいことは、いつ起きてもおかしくないケースばかりということです。早急にセキュリティを固めていく必要があります。インターネットセキュリティを上げるために、おすすめポイントを紹介します。

システムの脆弱性に着目する

サイバー攻撃や不正なアクセスは、システムやソフトウェアの脆弱性を突いたものが少なくありません。大手のインターネットサービスやソフトウェアを提供する企業は、定期的にシステムを修正するアップデートを行っています。通知が届いた時には、速やかにアップデートやアップグレードを実施することが理想的です。

WAFを活用して不正アクセスをブロック

主流になりつつある「なりすまし」は従来のセキュリティだけでは不十分です。最近注目されているWAFを活用することも選択肢の一つです。ファイアウォールの一種ですが、Webアプリケーションを保護することに優れています。従来の対策と併用することで強い効果を発揮するでしょう。

セキュリティソフトを利用する

定番の方法ですが、セキュリティソフトを活用することが無難な方法です。フリーソフトもありますが、商用利用であると使用できないソフトもあります。有料のものであるとリアルタイムの対策にも強く、新しいタイプのマルウェアやサイバー攻撃にも対策が早くなります。

4.被害を抑えて国際レベルのセキュリティを実現しよう

今回はインターネットセキュリティの必要性と、実際にあった被害について紹介しました。具体的にインターネットで起きるトラブルと怖さを知ることは、これからの強いセキュリティ構築に役立ちます。安心してインターネットが出来る世界レベルにまで上げていきましょう。

5.おすすめのWebセキュリティ対策

webセキュリティ対策としておススメなのが「WAF」の導入です。

WAFには色々なものがありますが、その中でもクラウド型WAFであれば、コストや手間も少なくセキュリティ対策することができます。

クラウド型のWAFは導入ハードルが極めて低いので、これからWebセキュリティ対策を行う企業様には有力な選択肢となります。WAFを選定する時には、サポート体制や導入実績なども重視して、自社に最適なものを選びましょう。

クラウド型WAF「攻撃遮断くん」は、最新の攻撃パターンにも自動的に対応していくため、セキュリティパッチをすぐに適用できない状況や、定期的に脆弱性診断が出来ない状況でも、セキュアな環境を保てます。

ぜひこの機会にWebセキュリティ対策を見直し、WAFの導入を検討してみてください。

「攻撃遮断くん」の詳細資料は、こちらからダウンロード頂けます。

 

サイバーセキュリティ クラウド型WAF 攻撃遮断くん Web Application Firewall
https://www.shadan-kun.com/

 
(2018/6/12 執筆、2019/9/5修正・加筆)

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