世界中でサイバー犯罪が行われている今、日本も確実に被害を受ける件数が増えてきています。しっかりとした備えをもって、インターネットを利用しなければなりません。
企業やインターネットに触れることが多い方は、お使いになっているシステムの脆弱性に気を配る必要があります。現在は、システムやwebページの脆弱性について診断・保護してくれるツールが多いです。
今回は、おすすめできるwebセキュリティサービスについて紹介します。各サービスの特徴を比べることで、環境にあったセキュリティサービスをご検討ください。
webセキュリティ診断は、NTT東日本が提供している定期的にwebセキュリティ診断を行い、利用者に報告レポートする初期費用無料、月額5,000円からスタートできるwebセキュリティサービスです。
webセキュリティ診断は、診断する内容に応じて、診断ペースを変えています。
webセキュリティ診断は、診断する内容に応じて、診断ペースを変えています。システムの脆弱性診断は月に一度行い、最近問題になっているweb改ざんについては毎日チェックを行ってくれます。診断結果はPDFとして利用もできるので、使い勝手に優れています。
東京にあるアイビーシー株式会社は、 「System Answer RS~今日のレスポンス~」 というサービスを提供しています。
webサービスを監視し、サービス事業者が提供するコンテンツのレスポンス時間を計測することが特徴です。不審な時間が計測された場合に、不正侵入や不具合といったトラブルを検知することができます。
「System Answ er RS~今日のレスポンス~」 は、スマホやタブレット経由でもサービスが利用できる手軽さがあります。
月額9800円ですが、複数拠点の計測が時系列で表示され、コンテンツを利用するユーザー目線でのレスポンスに対する指摘は役に立ちます。
SiteLockは、国内で知名度が高いGMOのグループ会社SaaStartが提供するwebセキュリティサービスです。代表的なセキュリティ機能として知られる、診断・検知・駆除が備わっておりオールインワンタイプのサービスです。
またネットシステムを使い始めたばかりの方であれば、間違いなくおすすめするwebセキュリティサービスになります。
代表的なサービスを兼ね備えていることから、多くのGMO関連のネットサービスユーザーが活用しています。さらにワンコイン500円でおつりがくる、月額350円という価格設定が特徴と言えます。
webセキュリティサービスをお求めであれば、セキュリティ専門会社の大手であるLAC のセキュリティ監視サービスもおすすめです。
LACのサービスは大企業にも導入されているサービスばかりで、実績あるサービスならおすすめです。
LAC は独自に収集し集めた過去のweb犯罪やトラブル事例をシグネチャとして、自社のサービスに組み込んでいます。ネットにアクセスがある場合は、シグネチャと比較して怪しいアクセスを検知する仕組みです。
通常のセキュリティでは見抜けない不正アクセスも、LACであればブロックできたケースが少なくありません。初期費用・月額ともに120000円からとなっています。
ベルウクリエイティブ社が提供しているサービスは、ミドルウェア・インストールアプリケーションに特化したものがあります。
同社の「ネットワークセキュリティ診断アドバンスサービス」は、通常では検出しにくい、サーバー上のデータベースなどに組み込まれたアプリパッケージの脆弱性を診断してくれます。
以前にApache Struts・Apache Tomcatといったアプリケーションに重大な脆弱性があると報告され話題になりました。
従来の診断では検出できないものでしたが、「 ネットワークセキュリティ診断アドバンスサービス」は検出できる優れた診断能力があります。価格は見積もり型で、システムに応じた価格設定になっているようです。
企業がネット被害を抑えるためには、社内ネットワークに外部からアクセスするときの対策が欠かせません。
手間なく手軽にwebセキュリティをお考えであれば、メディアマート株式会社のCloudSmartGateもおすすめです。クラウド型のサービスで、社内ネットワークの情報管理やセキュリティに特化しています。
スマホやタブレットを通して、社内ネットワークや業務データのあるデータベースにアクセスするゲートウェイが利用できます。発行されたIDを活用してネットワークにアクセスし、終了した後には閲覧したデータなどが端末に残らないようになっています。
初期費用は無料で、IDの利用数に応じた価格設定になっています。最低利用人数30人・1ID 500円からになっています。
「TiFRONT-セキュリティスイッチ 」はPIOLINK(パイオリンク)が提供するwebセキュリティサービスです。
「不正な動きを検知したら即遮断」をキャッチフレーズにしたオンプレミス型とクラウド型の二種類があります。内部ネットワークにも強いタイプで、規模の大きな企業であれば選択肢としておすすめです。
大きい規模の企業向けの製品でもあることから価格は安いもので150000円からになっています。
感染される可能性はあるという前提で作られていることから、不具合が起きた時の被害を広げない仕組みが企業に評価されています。
モニタリング機能や診断機能もあり、いろいろ使い勝手がよいwebセキュリティサービスです。
今回はネットでも人気が高いwebセキュリティサービスについて、比較をしてみました。以前とは違い、どのサービスもコストパフォーマンスが良く、敷居の高さは感じなくなりました。
どのwebセキュリティサービスも定評があるものばかりです。予算やネット環境に合わせたものを選んで、安心できるネットライフに組み込んでみてはいかがでしょうか。
Webセキュリティ対策としておススメなのが「WAF」の導入です。
WAFには色々なものがありますが、その中でもクラウド型WAFであれば、コストや手間も少なくセキュリティ対策することができます。
クラウド型のWAFは導入ハードルが極めて低いので、これからWebセキュリティ対策を行う企業様には有力な選択肢となります。WAFを選定する時には、サポート体制や導入実績なども重視して、自社に最適なものを選びましょう。
クラウド型WAF「攻撃遮断くん」は、最新の攻撃パターンにも自動的に対応していくため、セキュリティパッチをすぐに適用できない状況や、定期的に脆弱性診断が出来ない状況でも、セキュアな環境を保てます。
ぜひこの機会にWebセキュリティ対策を見直し、WAFの導入を検討してみてください。
「攻撃遮断くん」の詳細資料は、こちらからダウンロード頂けます。
https://www.shadan-kun.com/
(2018/5/1 執筆、2019/12/17修正・加筆)
この記事と一緒に読まれています
Webアプリケーションのセキュリティ対策を行うべき5つの理由
2020.03.29
セキュリティ対策
2019.12.08
セキュリティ対策
2020.02.24
セキュリティ対策
2019.08.20
セキュリティ対策
2020.01.10
セキュリティ対策