Webサイトのセキュリティ対策とは

2020.02.28

Webセキュリティ

Webサイトのセキュリティ対策とは 2018_NewYearholiday_security

セキュリティ対策は実施できていますでしょうか?多くの情報を提供できるWebサイトは便利ですが、サイバー攻撃に遭ってしまうと大きな損失が出てしまいます。情報が漏洩した場合、信用度も低くなるでしょう。つまり、サイバー攻撃に遭わないためのセキュリティ対策が必要です。Webサイトを作成する時には、あらゆるサイバー攻撃を想定して、それを検知・防御できる対策ができるといいでしょう。これから、Webサイトのセキュリティ対策について解説します。

目次

セキュリティ対策の必要性とは?

Webサイトがサイバー攻撃に遭うと、サイトの停止や情報漏洩・データの改ざんをされる可能性があります。サイバー攻撃を受けたサイトは一時停止して、原因の解明や対処をしなくてはなりません。ウイルスに感染する場合も多く、その時にはOSとアプリケーションの初期化や再インストールが必要です。つまり、サイバー攻撃に遭うと、通常通りの業務ができないため、大きな損失が出てしまいます。セキュリティ対策ができるシステムを導入していれば、不正アクセスやウイルスを遮断し、未然にサイバー攻撃を防ぐことが出来ます。

企業が対策するべきWebセキュリティ対策

企業のWebサイトでは、情報の提供だけでなく、ユーザーの情報を取り扱っている場合があります。インターネットショッピングでは、ユーザーの個人情報として氏名や住所・電話番号・クレジットカード番号などを預かっていて、情報が漏洩してしまうと大変です。情報漏洩は企業や店の信用度を低下させ、売上にも関わってきます。また、顧客と取引をする際、セキュリティ対策が万全であることを記載できれば、安心して取引する人も増えるでしょう。よって、Webサイトで顧客と取引している場合は、セキュリティを強化することが大切です。

Webサイトのセキュリティ対策は、しっかりと担当者や担当部署を配置するといいでしょう。その理由として、担当者がいないと、誰かがやっていると放置してしまい、セキュリティ対策が不十分になるからです。例えば、システムのアップデート通知がきていても、他の人がやるだろうと放置していると、脆弱性を狙ったサイバー攻撃に遭いやすくなります。つまり、セキュリティ対策の担当がいれば、定期的にアップデートしたり、アクセスログの確認をしたりできるのです。

Webサイトのセキュリティ対策のポイント

Webサイトのセキュリティ対策は、ネットワークとサーバー、Webアプリケーションで行います。ネットワークとは、インターネットやLAN・WANを使い、情報をやり取りするためのものです。サーバーはネットワーク上で、データ提供をしている側を指します。データを受け取る側はクライアントと呼び、クライアントがURLアドレスを指定すると、該当するページを表示することが可能です。ファイルもサーバーに保存され、アップロードやダウンロードがされています。アプリケーションとはOSにインストールするソフトウェアのことです。パソコンやスマートフォンで作業する時には、アプリケーションを起動して使います。

ネットワークのセキュリティ対策

FW(ファイアウォール)

ネットワークでは、外部から内部への不要な通信を止めることが必要です。境界ルータを利用することで、通信の遮断ができます。内部へ通信したい時にはVPNを使えば、社外ネットワークから社内ネットワークに接続する時も安全です。また、通信をフィルタリングする時は、「ファイアウォール」が有効とされています。ファイアウォールはパケット情報から接続していいかを判断し、許可や遮断をすることが特徴です。万が一、不審なアクセスがあった時には、管理者に通報します。

セキュリティの基本!ファイアウォールについて知ろう

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パソコンのお使いの方はファイアウォールを知っていますか?名前だけ知ってる、という方も今回の記事からファイアウォールの知識を蓄えましょう!

IDS/IPSの導入

内部ネットワークへの侵入だけでなく、Webサーバーへの不正アクセスも検知することが必要です。その場合、ファイアウォールだけでは防ぎきれないため、IDS/IPSを導入するといいでしょう。IDSは不正アクセスを検知して通知する働きがあり、IPSは検知だけでなく遮断することが可能です。また、サイバー攻撃の攻撃者や仕組みを知るためには、解明するための情報が必要です。Webサイトのログは定期的に保管し、頻繁に確認もするといいでしょう。

IDSとIPSの意味とその違いとは

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サイバー攻撃の種類は多く、手口は増々巧妙になっています。サイバー攻撃から身を守るには、セキュリティ対策が必要不可欠です。今回は「IDS」「IPS」という不正な通信を検出するセキュリティ対策についてご紹介します。

サーバーにおけるセキュリティ対策

セキュリティアップデートの実施

サーバーのセキュリティ対策は、ネットワーク側とサーバー側で検知や防御をしていきます。ネットワーク側の場合、セキュリティシステムを導入すれば、外部の脅威を遮断することが可能です。ただし、OSやミドルウェア・アプリケーションの脆弱性を狙ったサイバー攻撃が多く、それらを防止するためにはサーバーでセキュリティを強化しなくてはなりません。まずは定期的にシステムの状態を確認し、アップデートは忘れずに行いましょう。アップデートをせずに放置していると、脆弱性がある時に攻撃されやすくなります。

使っていないアプリケーションやソフトがあった場合、起動したままにしていると、悪用されやすくなります。使用していないものはアップデートを忘れていることが多く、脆弱性をついた攻撃に遭いやすいです。よって、不要なアプリケーションやソフトは削除しておきましょう。使っていないアカウントも削除することが望ましいです。サーバーを管理している端末に複数のアカウントが登録されていると、不正アクセスで悪用される確率が高まります。特に、Webサイトを立ち上げた時や開発工程で使ったテストアカウントは狙われやすいため、注意が必要です。

アクセス制御や適切なパスワード設定

サーバーへのアクセスを適切に制御することでもセキュリティ対策ができます。制御が不十分だと、第三者がアクセスした際に未公開ファイルを閲覧されてしまうでしょう。開発途中のプログラムを実行されたり、データを改ざんされたりした場合は、大きな損失が出ます。アクセス制御はサーバー全体だけでなく、ファイルやディレクトリなどの一部にかけることも可能です。特定のグループやユーザーで制御する場合は、ユーザー名とパスワードを入力すればアクセスできる仕組みになっています。

推測されやすいパスワードを使用していると、アカウントの乗っ取りに遭う場合があります。1つのサイトに不正アクセスされるだけでなく、他のサイトでアカウントやパスワードを試され、不正ログインされる可能性が高いです。よって、アカウントは他人から推測されにくいものに変更しましょう。また、サーバー上にはシステムログやアプリケーションログ・アクセスログ・データベース操作ログなど、各種ログファイルがあります。ログファイルを定期的に確認すると、不正アクセスや不審者を見つけやすいです。確認だけでなくログの保管をしていると、トラブル時の原因究明にも役立ちます。

Webアプリケーションにおけるセキュリティ対策

WAFの導入

Webアプリケーションのセキュリティ対策では、脆弱性を狙った攻撃に対処できることを意識します。アプリケーションレベルのサイバーテロを防ぐためには、wWAFが有効です。アプリケーションはフレームワークやソフトウェアで構成しますが、その中の一つに不具合があった時はアップデートが必要になります。しかし、アップデートできていない状態でもサイバー攻撃を検知して防御できるのがWAFです。万が一、攻撃に遭ってしまっても、サイトの一時停止や原因解明・復旧もしています。

WAFがなぜWebサイトのセキュリティ対策に必要なのか?理由を徹底解説

WAFがなぜWebサイトのセキュリティ対策に必要なのか?理由を徹底解説

Webサイトをサイバー攻撃から保護するにはWAFが必要であり、最近ではWebサイトセキュリティの主流はWAF(Web Application Firewall)となってきています。
それでは、なぜWAFが必要なのか解説致します。

不要なページを削除する

公開する必要がないページやファイルは、第三者がアクセスできない場所に保管します。不要な場合は、削除するのも手段です。また、公開していたファイルを非公開にしても、キャッシュが残ってしまいます。キャッシュから情報を見られる可能性もあるため、運営会社にキャッシュの削除を依頼するといいでしょう。

セキュリティ対策を強化するためには、それぞれの特徴と対策方法を理解しよう!

Webサイトのセキュリティ対策では、ネットワーク上の通信許可や遮断、サーバーではアクセス制御などが必要になります。アプリケーションでは脆弱性を狙った攻撃にも対応できるように、システムのアップデートが重要です。また、セキュリティ対策を強化するためには、ファイアウォールやIDS/IPS・WAFなどのセキュリティシステムを導入するといいでしょう。

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