クラウド型WAF 攻撃遮断くん導入事例　
株式会社インターオフィス

日本のオフィス空間の向上を目指して1983年に設立。現在は、創業以来のヨーロッパ製の高品質なオフィスファニチャー輸入販売を主軸に、オフィスやパブリックスペース・教育施設・個人邸宅などの建築設計、インテリアデザインなどを展開している。2016年には、オリジナルブランドとして開発するプロジェクト i+（アイプラス）をスタート。「デザイン性の高い空間こそが発想力を育み、作業の効率化はもとより機能性に富み、生産性の向上に寄与する」をモットーに、ファニチャーから空間までトータルで提案している。

導入前の課題

サイトのシステム改修時、レンタルサーバ付随のWAFの影響でシステムを正常に稼働することができなかった
立ち上げて間もないサービスのため、セキュリティ対策のリソースが不足している

導入後の効果

ホワイトリスト設定など詳細な設定が可能な攻撃遮断くんの導入で、無事にシステムを稼働することができた
丁寧かつ迅速なサポートにより、セキュリティ対策のリソース不足を解消できた

オフィス家具のB to Cサイトをオープン

攻撃遮断くんを導入したMAARKETについてお聞かせください。

当社はBtoB向けのオフィス家具の輸入販売をコア事業にしています。しかし近年は、オフィスで使う家具と家庭で使う家具がボーダレスになってきました。こうした状況を鑑みて、当社で扱うプロダクトを家庭でも使っていただきたいと考え、2020年8月、B to C向けの家具ECサイト MAARKET（マーケット）をローンチしました。攻撃遮断くんは、そのMAARKETのセキュリティ対策のひとつとなります。

WAFが原因で新たなシステムが正常に動作しない

攻撃遮断くんを導入した理由をお聞かせください。

MAARKETをローンチする際、セキュリティ対策は重要という認識はありましたので、当初からレンタルサーバ事業者が提供するWAFを利用していました。

しばらくして、MAARKETにて広告関連のシステム改修を行ったのですが、その際に問題が発生。委託しているECサイト制作会社いわく、WAFが原因で新たなシステムが正常に動作しないとのことでした。ECサイト制作会社と対策を協議し、WAFにホワイトリストの機能があれば解決できそうなことが分かりました。しかし、利用していたWAFにはホワイトリストを設定できる機能がないことが分かりました。

セキュリティに関しては問題なく、できれば使い続けたかったのですが、広告関連のシステムはどうしても稼働させる必要がありました。そこで、新たに機能性が高いWAFを探すことにしました。

コストとサポート力を重視

新たなWAFを比較・検討するうえで何を重視されましたか。

立ち上げたばかりのサイトということで、どうしてもコスト面は重視させていただきました。もちろん、“安かろう悪かろう”で安心できないWAFは対象外です。

もうひとつ、サポートやコミュニケーションの取りやすさを重視し、国産のWAFにもこだわりました。海外製のWAFは対象外とさせていただきました。

比較・検討した製品をお聞かせください。

2製品をピックアップしました。ひとつはネット検索で探し出した国産のWAFです。もうひとつは、ECサイト制作会社から「機能的にもコストパフォーマンス的にもおすすめ」ということで紹介された攻撃遮断くんでした。

攻撃遮断くんは実績も知見も豊富な制作会社からの提案

攻撃遮断くんを選定した理由をお聞かせください。

正直なところ、セキュリティ対策機能の防御力については素人目には分かりません。そこで、以下の2点を評価して攻撃遮断くんを選定させていただきました。

＜ECサイト制作会社のお墨付き＞
MAARKETの構築を手掛けているECサイト制作会社は、国内最大級のECプラットフォームのインテグレートパートナーであり、最上位の認定を得ています。実績も知見も豊富なECサイト制作会社からの紹介だけに、攻撃遮断くんは信頼できると思いました。加えて、特徴的な製品名、よく耳にするサービスでもあったため、知名度があるという点も、評価しました。

＜迅速・丁寧な対応＞
攻撃遮断くんを展開するサイバーセキュリティクラウドは、営業担当の方からサポートの担当の方まで、いつも迅速・丁寧に答えていただきました。前述した通り、WAFの機能に関してはあまり詳しくなかったので、こうした迅速・丁寧な対応が信頼につながりました。

システム問題が解決し、セキュリティ対策のサポート環境にも満足

導入後の評価をお願いします。

気になるブロックや誤検知もなく、快適に運用できています。まずは、導入して良かったと思っています。具体的な評価ポイントは以下の通りです。

＜広告関連のシステム問題が解決＞
もっとも重要だった広告関連のシステム問題は、攻撃遮断くんのサポートの方にご連絡させていただき、相談させてもらいながら無事解決することができました。ホワイトリストなど、自分たちでカスタマイズできるところが用意されているので、汎用性が高いと感じています。

＜ホワイトリストの活用＞
運用は攻撃遮断くんのシグネチャにお任せで普段は何もすることがないのですが、活用している機能を上げるとすれば、先ほども申し上げたホワイトリストです。といっても、セキュリティ上の問題というわけではなく、社内のIPを登録するといった程度。今後、何かあったときには、さらに重宝すると考えています。

＜見やすい管理画面から豊富な情報を参照できる＞
これまでのWAFとの大きな違いは管理画面です。以前は数値が一覧表示されているだけでしたが、攻撃遮断くんの管理画面は世界地図をベースにリアルタイム攻撃情報、攻撃種別、攻撃元IP、攻撃元国の確認、期間毎の攻撃グラフなどが見れます。攻撃とブロックの様子をビジュアル化された管理画面から確認することができます。操作も直感的で分かりやすいと感じています。

＜安心のサポート＞
導入の選定で感じた通り、サポートは非常に安心感があります。設定方法で迷った際にも親身になってエスコートしていただけるので、このサポートが得られるだけでも攻撃遮断くんを導入する価値はあると感じています。

また、これまでの経験からサポートはメールベース、欲しい回答が得られるまで時間かかるイメージがありましたが、攻撃遮断くんのサポートは驚くほどレスポンスが早く、いつも丁寧な対応をいただています。しかも、メールではなかなか伝わらない細かい話は電話での対応も可能。画面を見ながらサポートしていただけるので、すごく助かっています。

セキュリティ対策における今後の展開をお聞かせください。

現在はMAARKETのみに適用する1サイトプランで攻撃遮断くんを運用しています。今後は、コーポレートサイトやその他のサービスにも攻撃遮断くんを導入していきたいと考えていますので、Webサイト入れ放題プランへの移行も検討しています。

サービスのローンチと一緒にセキュリティ対策を始めるのが得策

攻撃遮断くんの先行ユーザーとして、Webサイトのセキュリティ対策で苦労されている企業に向けたアドバイスがあればお願いします。

日々、変化して巧妙化していく脅威に対し、100％完璧なセキュリティ対策はなかなか難しいと思います。しかし、WAFを導入してなかったために情報漏えいやシステムの改ざんといった事態になると社会的な責任が問われ、事業継続も困難になるかもしれません。そこは「事業を始めたばかりだから」「規模が小さいから」に関係なく、今できるセキュリティ対策は完璧に行わなければならないでしょう。やはり、サービスのローンチと一緒にセキュリティ対策を始めるのが得策だと考えます。

もちろん、リソースや手間、コストなどの負担が増加するセキュリティ対策となると尻込みしてしまうと思いますが、攻撃遮断くんはそれらをすべてクリアしています。早急にセキュリティ対策を施したい企業の方々には、自信を持って攻撃遮断くんをおすすめします。