– まずは導入のきっかけをお聞かせいただけますか。
犯罪被害や事故を未然に防ぐため、サーバをはじめ社内全体のセキュリティにどういったリスクがあるのか洗い出してみたんです。その結果、ある事業のデータを収めたサーバに大きなリスクがあると指摘が集中しました。ひときわ重要な情報が詰まった部分なので、ここのセキュリティ強化が最優先課題だという話にまとまったんですね。そんな流れからサーバのセキュリティサービスについて、特にIPSについて下調べを進めるうち、「攻撃遮断くん」の名前を知りました。
– 「攻撃遮断くん」を選んでくださった理由は何でしょうか。
当社ではクラウドプラットフォームを使っているので、専用機器を物理的に組み込む必要があるネットワーク型サービスは使えませんでした。そのためソフトウェアとして入れられることを条件に探したのですが、この条件だけでもかなり選べる製品は限られていましたね。最終的な決め手になったのは費用の安さです。
– 導入後、「入れておいてよかった」と感じられた点はございますか。
リアルタイムに届くメールのおかげで攻撃の概要を把握できたのは良かったです。ただセキュリティサービス全般に言えることですが、「入れてよかった」はなかなか実証しづらいところがありますよね。本当にそのサービスの力で危機を回避できたのか、もしかするとそのサービスが入っていなくても被害は出ていなかったのか、ということを確かめる術はないですから。そのあたりを真面目に考えると、「入れておけばよかった」と後悔する可能性を大幅に減らせたのが「入れてよかった」点でしょうか(笑)。 私にとってサービスそのものと同じくらい価値があるのは、サイバー犯罪やセキュリティに関する最新のニュースを折にふれ届けてもらえることです。サイバーセキュリティというのは今もっとも話題に事欠かない分野です。犯罪の手法も必要な対策も日々変化していますから、自力のみで全ての動向を追っていくのは正直大変だと思います。だからこそ、こういう分野を専門にしている会社が集めて届けてくれるニュースには、たいへん大きな価値があると感じますね。